校正
文字校正と色校正がある。一般に「校正」といえば文字校正を指し、色校正は「色校(いろこう)」と略されることが多い。
文字校正とは印刷前に誤字・誤植、体裁不備などを、原稿と照合しながらチェックし、修正があれば赤字で訂正することである。ここから、ずばり「赤字」と呼ばれることもある。文字校正を行なうにはJISで定められた校正記号を用いて、赤ペンを使用するのが常識。1回目の校正を「初校」、2回目を「再校(二校)」、3回目があった場合は「三校」となる。一人で原稿と校正刷りを対照しながら行うのを「単独校正」または「突合せ校正」といい、二人一対になって行うことを「読み合わせ校正」という。クライアント(顧客)に校正を提出する前に、印刷会社にて文字校正することを「内校」という。間違った原稿をもとに、いくら丁寧に印刷会社が校正を重ねても意味がないため、最終的にはクライアントがチェックして最終的な了承(これを校正完了=校了という)責任を持つべきものである。
色校正については「色校正」の項参照のこと。